こうきぽんちのお城見聞録 彦根城編彦根城とは?彦根城は滋賀県の彦根市にある井伊家のお城です。 三層白亜の天主をいただき、二重の堀に囲まれた城郭が400年前の姿をとどめる天下の名城です。 初代藩主井伊直政(1601)より第14代藩主井伊直憲(1860)に至るまでの260年間、1度の国替え城攻めもなく、今なお彦根の象徴として35万石の気高い雄姿を誇ります。 彦根城といえば!! 彦根城といえば井伊直弼でしょう。 井伊家13代目の井伊直弼は、徳川幕府(将軍徳川家茂の時代)大老として、安政5年(1858年)にアメリカ合衆国との間で日米修好通商条約を結んだ人物です。 また、朝廷や水戸藩などの政治諸勢力と対立を深め、反対派の処断をおこないます。(安政の大獄) 激しい政治抗争の末、1860年む3月3日、直弼は江戸城桜田門外で水戸浪士などにより暗殺され46歳で生涯を閉じました。 これまで直弼像とは、政治だけに生きてきた人と思われがちですが、実はそうでもないのです。 井伊直弼は江戸時代の代表的な茶人の一人に数えられています。また、国学の研究もしていました。 大河ドラマの篤姫でも、井伊直弼と篤姫の対面の場面のひとつに茶室での場面が使われています。 動画はこちらへ 彦根城の庭園は? 日本のお城のお庭は、とてもすばらしいものがたくさんあります。 たとえば、金沢城の兼六園です。これは日本三大庭園のひとつです。 ちなみに日本三大庭園とは、偕楽園・後楽園・兼六園です。 それと同じく、彦根城の玄宮園はとてもすばらしいです。 玄宮園は中国の瀟湘八景にちなんで選ばれた、近江八景を模して作られた縮景園です。 玄宮園は、第4代藩主直興が延宝5年(1677年)に造営しました。 毎年9月中「虫の音を聞く会」が、11月後半には紅葉のライトアップが催され、大名庭園ならではの秋が味わえます。 |